事務職員という定時に仕事は終わるけれど給料は低いというイメージがあるかと思いますが、学校の事務職員はどうなんでしょうか？
厚生労働省の「令和３年信金構造基本統計調査」によると、総合事務員の毎月の給与平均27万3千円でボーナスは75万6千円です。年収にすると403万円です。
意外と事務職員って給料が高いんだなと思われた方もいるかもしれませんが、これはあくまで平均です。受付や案内を行う仕事がメインの事務職員の平均年収は300万円程度です。
今回は高校の事務職員の仕事をしている20代シングルマザーの方に年収と仕事内容について教えていただきました。
20代女性がシングルマザーになった理由
私は地元の女子大を出て就職した会社で知り合った彼とお付き合いを始めて結婚しました。私と元旦那とは年齢が一回り以上年上だったため私の親は結婚に反対でした。
それでも別れた旦那は私が初めて好きになった人だったため結婚をしました。しかし、旦那には私以外に女がおり、そのことでずいぶん悲しい思いをしました。
別れた旦那との間に出来た小学生の息子は成長するごとに別れた旦那に似てきています。
シングルマザーになったのは旦那が外に子どもを作ったから
私がシングルマザーになったのは旦那が他に子供を作ったからです。別れた旦那は女性にモテました。そのためしょっちゅう浮気をしていました。
浮気は見て見ぬ振りをしていたのですが、子供まで出来てしまうとさすがに愛想を尽かしてしまい、私から離婚を望みました。
他に子供が出来た旦那からは、「慰謝料や養育費は支払えない」と言われたののですが、その当時の私は旦那の顔を見るのも、声を聞くのもイヤだったため、一切のお金を貰わず離婚をしました。
離婚をすることを優先したため、旦那が誰の子供をもうけたかは聞きませんでした。後で分かったのですが、旦那が子供をもうけたのは私のママ友でした。
つまり、別れた旦那はダブル不倫をしていたのです。しかも子供まで出来てしまったママ友は、別れた御主人に高額な慰謝料を支払ったらしいのですが、それを支払ったのは私の別れた旦那でした。
高校の事務職員の仕事内容と年収を紹介！
私は高校の事務職員として働いており、年収は200万円前後です。私が働かせてもらっている学校は、進学と就職が半々の学校です。
学校のホームページで最も重要なのは進路実績です。それを見て中学生はどの高校に入るかどうか、入学試験を受けるかどうか決めます。
高校の進路実績には新卒者だけでなく浪人組も載せるため、浪人した人がどうなったかを調べるのが私の仕事です。
大学に合格していれば、浪人生は自ら高校に連絡してくれるのですが、不合格だと基本的に高校には連絡をしてきません。
不合格で落ち込んでいるだろう人に、「受験はどうでしたか？」」と聞くのは、すごく気を遣います。
夏休みが始まる前に各種企業から求人の情報が沢山送られてくるので、それを１つ１つ精査するのも私の仕事です。
学校は前もって行事や予定が決まっているため慣れてしまえば楽だよと、先輩の事務員さんからは言われているのですが、離婚をするまでは専業主婦だった私にはすごく大変な仕事です。
今の仕事の良いところと悪いところ
就職や進学に関わった生徒さんが希望する進路に進めれば、事務員として嬉しいらしいのでしょうが、私はまだ働き始めて半年しか経っていないため、大変な思いしかしていません。
先輩事務員と言ってもオバサンの私より年齢が一回り以上歳下です。その先輩事務員は美人さんなため、修学旅行に行った男子学生から毎年御土産をもらっているらしいです。
しかし、一般的には生徒と学校事務員が接することは殆どありません。学校には保健室があるため、病気がちな私には心強い存在です。
働き始めた当初はバス通学していたのですが、事務長がバス会社に話を付けてくれて、現在は生徒さんも乗るスクールバスで通勤しています。
仕事で接することはない生徒さんでも、バスが一緒だと話し掛けてくれます。若い子と話す機会が増えると、友達からは「若くなったね」と言われることが多くなりました。
話し掛けてくれる生徒さんが部活で大きな大会に出場する時は、子供を連れて応援に行きます。
学校事務員の悪いところは給料が安いことだけ。これ以外は、安く食べられる学食も利用出来るため、何も文句はありあせん。
学校の事務職員の仕事は行事予定がかぶりやすい
週５日の出勤で毎月の手取りは13万円で年収は200万円前後です。入社１年目のためボーナスは無し。 実家に世話になっているため家賃などは掛かりません。
しかし、生活費として親に５万円を支払っています。子供に掛かるお金で負担が最も大きいのが学習塾などの学費、これが毎月５万円以上します。
学習塾に送って行くガソリン代などを支払うと毎月マイナス。そのため、土日祝日は、実家の家業を手伝うアルバイトをしています。
| 収入 | 13万円 |
| 家賃 | なし（生活費として5万円） |
| 水道光熱費 | なし |
| 食費 | なし |
| 学習塾 | 5万円 |
| ガソリン代 | 2万円 |
働かせてもらっている学校の行事（予定）と、子供が通う学校の行事（予定）がカブるため、仕事を休み辛いです。
生徒さんの中にはヤンチャな子もおり、その子が問題を起こすとまずは事務室の方に連絡が入ります。
事務室から職員室に繋げば事は足りるのですが、そうしてしまうと生徒さんの進路に悪影響を及ぼします。
事務室には企業からも連絡があり、問題を起こした生徒さんが停学処分などを受けて留年をしてしまうと、就職が決まっていた会社に迷惑が掛かります。
私、「どうします？」事務長、「事務所で対応しよう」
こうなると、先生が問題を起こしたところに詫びに行くのは事務室の仕事になります。生徒が問題を起こせば、夜中だろうが早朝だろうが対応しなくてはなりません。
仕事で帰りが遅くなると、通勤に使わせてもらっているスクールバスには乗れず、駅までトコトコ歩かなければなりません。学校から最寄り駅までけっこうな距離があります。
春になると、職員室では生徒さんの合格発表で盛り上がり、合格した生徒さんは先生にお礼の挨拶に来るのですが、事務室にお礼の挨拶には来ません。
働き始めてまだ半年、1人だけ事務室にお礼に来た生徒さんがいたのですが、その生徒さんは再び問題を起こして自主退学をしまいました。
自主退学の手続きを行うのも学校事務の仕事です。せっかく謝りに行ったのにどうして問題を起こすのよ！とは思うのですが、そう思うのは先生方も同じです。
生徒に直接何かしてあげられる先生と違い、学校の事務員はあくまでも影の存在に過ぎません。
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